大学2年生の段階で、法曹をめざしている同志とともに学習を進めることができる点が魅力だと思います。また、法曹志望に決めていなくとも、優秀な学生や実務家の先生方に頼ることができるため、期末試験対策などに活用することができると思います。先生方との距離が近いのは、少人数制の魅力だと思います。

以前から何か資格をもって仕事をしたいと考えており、その中でも司法試験に合格すれば、今後のキャリアプランの幅を広げられると考えたため、司法試験を志しました。また、法学部に入り、法律の勉強を楽しいと思うことが多かったため、法律関係の仕事をしたいと考えるようになったことも理由です。

学部生の頃は、与えられた課題をこなすことで精いっぱいでした。法曹コースの授業の課題に合わせて基本書や百選を読み、どうにか授業に間に合わせていました。法科大学院への進学のためにはGPAが必要なため、授業にしっかり出席して試験で好成績を取れるよう心がけていました。法曹コース内での小テストのために、TKCを使って短答の学習もしていました。学部時代は他にもやることがあると思うので、隙間時間を活用したり、長期休暇にまとめて勉強する時間を設けたりして学習を進めていました。

大学受験の段階で法曹コースへの進学を検討していました。自学で予備試験を受験することは難しいと思っていたし、法曹コースを利用すれば大学進学から５年目で司法試験を受験することができるため、時間やコストの面でも良い条件であると思い、進学を決めました。

学部生の頃はあまり体系的な学習をしていなかったため、ロースクールに入った当初はすべての授業についていけず苦戦しました。優秀な同級生の力を借りつつ、毎日自習室に通って授業の予復習や答案作成の演習をすることで、期末試験には間に合わせることができました。１年目の春学期が終わる頃には少し勉強方法を考える余裕ができたので、予備校のテキストを活用したり、秋学期に同級生との過去問ゼミに参加したりするようになりました。授業の難易度が私にはちょうどよかったため、ロースクールの授業も活用できていたと思います。

とにかく勉強することと、情報を活用することです。私は、ゼミなどで勉強方法や答案の書き方について情報を集めたことが、勉強の効率化につながったと思っています。ただ、効率化に固執しすぎず、勉強時間を確保して地道に実力を伸ばしていけば、十分合格レベルに達することができると思います。また、無理せず心身ともに健康でいることを意識していました。無理して頑張ることを美徳とする人も多いかと思いますが、自分には向いていなかったので、思い切って自分を甘やかしながら試験当日を迎えました。勉強期間も試験自体も長丁場になるため、自分に合うやり方を貫くことが大事だと思います。