学部のときから弁護士の先生方に答案を添削していただいたり、定期的に短答のテストがあったりするので、法曹コースのカリキュラムに対応していくうちに司法試験を意識した勉強を習慣化できる環境なのかなと思います。司法試験の勉強をしていく中で辛いことや困ったことが出てくることもあると思いますが、それらを共有できる友人と巡り会えたことも法曹コースに入って良かった点です。

資格取得が必要となるような専門的な仕事に漠然とした憧れを抱いていたのと、大学で勉強をする中で法律の勉強や考え方が好きだなと感じたので、法律の専門家である法曹を目指し、司法試験を受験することを決めました。

論文については、法曹コースでの課題で答案を起案して分からなかった部分を確認したり、大学の定期試験の前に基本書や授業のレジュメを見て知識を詰め込んだりして、アウトプットよりもインプットをメインにした勉強をしていました。短答については、法曹コースのテスト前や長期休みに過去問を繰り返し解いていました。

慣れた環境で司法試験受験までの期間を過ごせる点に魅力を感じました。私は新しい環境に慣れるまで時間がかかるのですが、法曹コースでは学部のときから関わりのある友人や先生方がいらっしゃるので、環境の変化で勉強のペースが崩れることがなさそうだなと思い、進学することを決めました。

論文については、ロースクールでの授業や答案添削を参考にしつつ市販の論証集を自分が現場で実際に書ける表現に修正したり、過去問を解いたりして、アウトプットをメインにした勉強をしていました。短答については、論文の勉強の間に過去問を繰り返し解くようにしていました。

自分のペースで無理せずに勉強を続けることが大切だと思います。合格するためには当たり前に勉強や努力ができる受験生の中で合格基準に達することが必要ですが、本当に合格できるのかという不安を抱えながら長い期間勉強することになります。焦る気持ちから無理をして受験する前に体調を崩してしまっては意味がないので、合格までの長い期間を自分に合った勉強方法で乗り切ることができればいいのかなと思います。